2021年5月24日

フジゲームスが開発しフジテレビが運用する番組販売EC『JET』の運用開始!

フジゲームスが開発いたしました番組販売EC(Eコマース)システム『JET(ジェット:Japan Entertainment TV programs market)』が、5月17日よりフジテレビの海外ビジネス部門において運用が開始されました。

■URL
https://jet-pm.com

例)JET バイヤー・トップ画面

世界中のバイヤーは、本システムに会員登録後、他のECサイトで商品を下見して買うかのように、簡単に番組を購入することができます。
フジテレビのコンテンツのトレイラーを自由に下見でき、欲しい作品を選んで、期間や地域などを入力するだけで、番組の購入から素材の受け渡し、請求書の発行まで全て本システムの中で行うことができます。
言語も、英語、中国語(簡体字)を標準装備し、日本語にも対応します。

今までの海外ビジネスでは、セラー(売り手)は、コンテンツを買ってくれる海外のバイヤーとメールで連絡を取りながら、これらを手作業で行い、番組の販売を行ってきました。
今回の「JET」は、最新のIT技術を使い、それらをオンライン上で簡単に行なえるようにし、新たな商流の開拓を目指します。

例)ジャンル別に番組を検索する画面

この「JET」には、全話放送が終了し海外番販が可能となった最新作品『監察医 朝顔』『ルパンの娘』を筆頭に、『教場』や『コンフィデンスマンJP』、かつてアジアでも大ブームを巻き起こした『東京ラブストーリー』や『ロングバケーション』、海外でもリメイクされている『白い巨塔』など、たくさんの名作が掲載されています。
バイヤーは、それらの作品をドラマのジャンルや脚本家、監督といったキーワードから検索することができます。

フジテレビは現在、株式会社フジ・メディア・ホールディングスのグループ会社である、株式会社フジクリエイティブコーポレーション(本社:東京都江東区/代表取締役社長:前田和也、以下「FCC」)と共同で海外へのセールスを行っています。
この「JET」の稼働により、フジテレビはこれまでのマーケティング戦略を抜本的に見直し、海外のテレビ局やこの数年で急速に増加しているインターネット上の映像配信プラットフォーム事業者とのビジネスを強力に進めていきます。
大手プラットフォーマーに加え、今までリーチすることの難しかった地域のバイヤーとも本システムを使いながらコミュニケーションを取り、新しいビジネスを開拓していきます。

また、今後は、過去に閲覧・契約した作品を元に、おすすめ作品や関連作品をバイヤーの方々にAIで自動リコメンドする機能なども拡張予定です。

今般の「JET」のローンチでは、まずはフジテレビのコンテンツを世界中のバイヤーに販売することを目的としています。
その上で、2021年秋を目標に、「セラーとして登録できる機能」を本システムに追加し、日本の他のテレビ局やアニメ会社、制作会社などさまざまなコンテンツホルダーが、「JET」を使って世界中のバイヤーに向けて自らのコンテンツをセールスできるようにします。
そして「JET」を「映像コンテンツの総合ビジネス・プラットフォーム」として運営していく予定です。
結果、国内のコンテンツ産業をさらに盛り上げ、日本のコンテンツホルダーが一丸となって世界に出ていく一助となれば、と考えています。

今後の「JET」の発展にご注目ください。

例)購入オファー画面

◆コメント:東 康之 (フジテレビ コンテンツ事業部 海外ビジネス担当)

「この『JET』は、人々がAmazonやZOZOTOWNで気軽に商品をチェックして購入できるように、世界中のバイヤーの皆様が自由にアクセスしてフジテレビの番組を購入できる、そんな新しい番販システムを作りたいと思い開発をスタートいたしました。
同時に、この最新IT システムを導入することにより、我々の今までのビジネススタイルを見直し、もっとシンプルで、もっと世界の隅々まで簡単に届くような新しいビジネススタイルを創造したいと考えました。

今、IT革命によって、世界中で新しい巨大映像配信プラットフォームが誕生しています。それは今まであまりお付き合いのなかった地域でも起こっています。
このフジテレビの海外ビジネスにおけるDX推進によって、今までビジネスをしてきた世界のテレビ局や配信会社の皆様とともに、これらの新しいお客様とどんどんつながって、より大きなビジネスを狙っていきたいと思います。
そしてこの『JET』を使って日々情報を世界に一斉発信し、日本のコンテンツをもっともっと世界に広げていきたいと考えています」